障がい者スポーツを応援する:SPORTRAIT

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POINT OF THE GAMES
車いす同士の激しいぶつかり合いとチーム一丸となった攻防戦
ウィルチェアーラグビーは、専用の競技用車いすに乗り、男女混合の4対4で行う。
四肢麻痺など重い障がいのある選手たちが参加できるスポーツとして考案されたが、それを感じさせない選手たちのプレーには驚く。
車いす同士で激しくぶつかり合うその姿は迫力満点だ。
ボールを持った選手がトライを決めるシーンはもちろんだが、その裏で繰り広げられるチーム一丸となった攻防戦も見どころ。
巧みな車いす操作で相手を抑え込むディフェンス選手の動きにも注目だ。

コレだけは覚えておきたい!観戦ルールブック

1
ウィルチェアーラグビーとは

専用の競技用車いすに乗り、4対4でプレーする屋内競技。
バスケットボールと同じ広さのコートで、ボールはバレーボールをもとに開発された専用球を使用する。
ボールを持った選手がトライラインに達すると1点が入り、制限時間内での得点数を競う。
試合はインターバルをはさんで8分間のピリオドを4回行い、同点の場合は延長戦として3分間のピリオドを勝敗が決まるまで繰り返し行う。










 
2
ウィルチェアーラグビーのルール

第4ピリオドまでの合計得点で勝敗を競う。
一般のラグビーとは異なり、前方へのパスが認められているほか、ウィルチェアーラグビー独自のルールが多数存在する。


●試合人数とチーム編成
コート上に出て試合をする選手は4名。
チームは男女混合で最大12名で編成することができ、選手の交代に回数の制限はない。


●ポイント制度
障がいの程度に関わらず、すべての選手に出場機会を生むために考案された制度。
選手には障がいの程度によって各自の持ち点が設定されており、コート上の4名の選手の持ち点の合計が8点以内になるように編成しなければならない。




※ただし、4人の中に女子選手が含まれる場合は、合計点の上限が一人当たり0.5点追加になる。(最大4名で、合計10点以内で編成することができる)


一般的に、持ち点が高い(障がいの程度が軽い)選手はハイポインター、持ち点が低い(障がいの程度が重い)選手はローポインターと呼ばれる。











【用具】

●ウィルチェアーラグビーの車いす
ウィルチェアーラグビーでは専用の車いすを使用する。
オフェンス(攻撃)用とディフェンス(守備)用の2種類があり、それぞれの役割に応じて形状が異なるが、
どちらも激しいタックルに耐えられるよう頑丈なつくりになっており、操作性も高い。
障がいの程度が軽いハイポインターの選手は、機敏な動きが求められるため、小回りのきくオフェンス(攻撃)用車いすを使用する。
一方、障がいの程度が重いローポインターの選手は、相手の動きを封じるために、前に突き出したバンパーが特徴のディフェンス(守備)用車いすを使用する。














●ボール
一般のラグビーで使用する楕円形のボールではなく、バレーボールをもとに作られた専用球を使用する。
ボール表面の素材が改良されており、障がいにより握力の弱い選手でもボールを保持しやすいよう、
滑りにくい革が採用されている。






【ボール運びについて】

●得点
基本的に選手は膝の上にボールを乗せて運ぶ。選手がボールを保持した状態で
車いすがトライラインに達すると1点が入る。なお、一度フロント・コートに
運んだボールはバック・コートに戻すことはできない。

●40秒ルール
ボールを持ったチームは、40秒以内にトライしなくてはならない。

●12秒ルール
ボールを持ったチームは、12秒以内にセンターラインを越えて
フロント・コートにボールを運ばなくてはならない。

●10秒ルール
ボールを持った選手は膝の上にボールを置き、何度でも車いすをこぐことができる。
但し、10秒以内にドリブルまたはパスをしなくてはならない。

※制限時間をオーバーしたり、上記のルールに違反した場合は、ボールの所有権が相手チームに移り、スローインでゲームを再開する。










【コートについて】
一般のバスケットボールと同じ広さのコートを使用するが、いくつか特徴的なエリアやルールが存在する。

●キーエリア
トライライン前に設けられた四角いエリア。このエリアでは、以下のような制限がある。

・キーエリアにはディフェンス側は3人までしか入ることができない。
 4人目が入ってしまった場合は、その選手に対してペナルティーが課せられる。

・オフェンス側はキーエリアに10秒以上入っていることはできない。
 10秒を超えた場合は、ボールの所有権が相手チームに移る。


●トライポスト
トライラインの両脇にあるコーン。
車いすがトライポストに触れてしまった場合は、ボールの所有権が相手チームに移る。


●ペナルティーボックス
ペナルティーを課せられた選手が入る場所。
選手はこのエリアに1分間、もしくは相手チームがトライを決めるまで待機しなければならない。








【ファウルについて】
以下のような場合には反則行為としてファウルが取られる。
ファウルをしたのがオフェンス側の場合はボールの所有権が相手チームへと移り、ディフェンス側の場合はその選手にペナルティーが課される。

●スピニング
タイヤ後方へのタックルによって、相手が車いすのバランスを失い転倒するなど危険な場合に取られるファウル。

●イリーガル・ユーズ・オブ・ハンズ
競技中、自分の手や腕が他の選手の車いすや身体など、ボール以外のものに触れてしまった場合に取られるファウル。

●ホールディング
手や腕を使って相手選手の身体や相手の車いすを押さえつける行為に対して取られるファウル。

 
3
ウィルチェアーラグビーのクラス分け

選手にはそれぞれ障がいの程度に応じた持ち点が設定されており、その点数によって0.5から3.5まで、0.5刻みで7段階にクラス分けされている。
各クラスにおける選手の主な特徴・動きの目安は下図の通り。







 


 
監修:一般社団法人日本ウィルチェアーラグビー連盟 

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