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POINT OF THE GAMES

コレだけは覚えておきたい!観戦ルールブック

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手応えを感じた日本代表デビュー
 2017年夏、ついに「その日」が訪れた。8月31日~9月2日、東京体育館で開催された国際親善試合「三菱電機 WORLD CHALLENGE CUP」(WCC)に、古澤選手は初めて「日本代表」としてコートに立ったのだ。  その半年ほど前の5月、古澤選手は初めて強化指定選手としての海外遠征を経験した。イギリス、オーストラリア、オランダという強豪国との練習試合で、彼は「世界の強度に面食らった」という。 「高さ、スピード、チェアコンタクト……すべてが今までに感じたことのない強さがありました。それも単に力任せの強さではなく、技術的に優れた中での強さがあったんです。改めて自分が今、どれだけすごいステージにいるのかということを痛感させられました」  しかし、WCCでは初戦こそ「緊張で何もできなかった」が、冷静さを取り戻した2試合目以降は徐々にプレーにキレが増し、プレータイムも増えていった。そして、決勝進出がかかった大一番の予選3試合目、そして最後の3位決定戦ではスターティングメンバーに抜擢。3位決定戦では、2本のスリーポイントを決めるなど、両チームで最多タイの14得点をたたき出す活躍を見せた。 「今大会は先輩に遠慮することもなく、自分の武器であるボールハンドリングやスリーポイントにもどんどんチャレンジして、アグレッシブにプレーすることができたと思います」  そこには、日本チームに不可欠な存在になりつつある21歳の姿があった。
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悔しさが込み上げた2年連続の「メンバー外」
 古澤選手には、今も忘れることのできない悔しい思い出がある。  2013年、17歳でU23世界選手権に出場し、翌2014年には初めて「日本代表選考合宿」にも招集されるなど、確かに彼は同世代の中で将来を嘱望される存在の一人だった。  ところが、2014年、2015年と2年連続で同世代で構成された代表選抜チームが出場した北九州チャンピオンズカップのメンバ―に入らなかったのだ。中学時代からずっと切磋琢磨し合い、その世代を牽引する選手たちは全員、選抜チームに呼ばれていた。にもかかわらず、なぜ自分だけが声がかからなかったのか。古澤選手には理由がわからなかった。  大会には、関東のジュニア選抜チームの一員として出場したものの、1試合のプレータイムはわずか数分という歯痒いものだった。  すると、2016年からU23のヘッドコーチを務め、今年6月の世界選手権では古澤選手たちを「世界のベスト4」へと導いた京谷和幸日本代表アシスタントコーチに、こう言われた。 「他のみんなが選ばれているのに、オマエ、悔しくないのか?」  その言葉に、古澤選手は目が覚めるような思いがした。もちろん、悔しくないはずはなかった。しかし、京谷コーチの言葉が、古澤選手の気持ちをさらに奮い立たせてくれたのだ。 「京谷さんに、『悔しいだろう?だったら、ここからやるしかないよな』と言われて、ものすごく悔しいっていう気持ちがこみ上げてきたんです。『絶対に這いあがってやる』と心に誓いました」  その時味わった悔しさは、これまで同世代の「仲間」をはじめ、誰かの前で口にしたことはない。自分の胸にしまい込み、ただひたすら努力を積み重ねてきた。U23世界選手権での「ベスト4進出」、そして日本代表デビューは、その確かな成果だった。
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目指すは「心地よい」シューティングフォームの確立
 さらなる高みを目指す古澤選手が、今思うのは「継続」だ。 「WCCでも手応えを感じることができましたし、これまでの練習内容を大きく変えるつもりはありません。今やっていることを続けていくことが重要だと思っています」  その中のひとつは、シューティングフォームの確立だ。 これまで古澤選手にとって、シュートは「単にリングに向けて投げ入れていた」に近かった。シュートが入るか否かは、ボールの行方次第という感じだった。 しかし、今は違う。理想としているのは「カチっとして、ドーン」だという。 「言葉にするのは難しいのですが、パスを受けた時のボールが来る場所、顔や胸との距離感がいつも同じで、あとは自動的に腕を上げてボールを離すだけ、ということです。その一連の動作がピタッとはまって、心地良い感じ。だから手からボールが離れた瞬間に、シュートが入るかどうかというのはすぐにわかるんです」  プレのないフォームの確立は、日々のトレーニングで積み上げることで、指の先一本一本にまで染み込ませる以外にはない。  10月23日からは、来年開催される世界選手権の出場権がかかった「IWBFアジアオセアニアチャンピオンシップ」(AOZ)が中国・北京で開幕する。古澤選手にとっては、日本代表として臨む初めての公式戦となる。 「ポイントガードというポジションである以上、僕はチームの中心的存在のプレーヤーにならなければいけないと思っています」  AOZはその第一歩となる。3年後、東京パラリンピックでメダル獲得に貢献するためにも、まずはアジアオセアニア界に「古澤 拓也」の名を刻む。

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