“盟友”の存在と影響

ニコ選手にとって“盟友”とも言うべき人物がいます。同郷のマティアス・メスター選手です。ニコ選手が陸上競技を始めて間もない頃、08年の北京パラリンピックのやり投げで銀メダルを獲ったのがマティアス選手。当時13歳だったニコ選手の目標となりました。競技者としてのロールモデルを見つけたニコ選手の歩みは、16年のリオパラリンピック金メダル獲得へと結実していきます。
今ではともにトレーニングを積み、プライベートでも親しくする二人。SNSではともに作成したコミカルな動画をしばしば投稿しています。
マティアス選手と出会った頃を振り返って、ニコ選手はこう言います。
「どんなことでも笑い飛ばせる彼は、僕や家族にとって重要な存在だった。身体が大きい、小さいなんてどうでもいい。背が低いことで苦手なこともあるけれど、得意なことだってある。例えばマティアスは周囲の人をたくさん笑わせることができるんだから。自分が持つ可能性を最大限発揮するということを、彼から学んだんだ」