ATHLETES' CORE

陸上(車いすレース/トラック種目)

ATHLETES' CORE

スピーディでダイナミックなレース展開 時速30㎞を超えるスピードと巧みな駆け引き

空気抵抗を軽減し、強度を兼ね備えながらも軽量化された「レーサー」と呼ばれる3輪の車いすを使用し、スピーディでダイナミックなレースが展開される競技。
短距離は、鍛え抜かれた上半身から生み出されるパワーを、スタート後にいかに早くトップスピードに持っていくかで0.1秒を争う。
そして中長距離では、最高で時速30㎞以上にもなると言われるスピードや、レース終盤のポジショニングなど、勝負どころでの巧みな駆け引きが見どころだ。

コレだけは覚えておきたい!観戦ルールブック

  • 陸上(車いすレース/トラック種目)とは

    車いすレースとは、「レーサー」と呼ばれる3輪の競技用車いすを使って行うレース競技のこと。
    短距離や中距離、長距離、リレーなどのトラック種目と、マラソンなどのロードレースとがある。
     
    いずれも国内外で多くの競技大会が開催されており、原則、障がいの種類や程度によって種目ごとにクラス分けがされ、そのクラスごとに競技を行い、最速タイムを競う。
     
    トラック種目には、短距離(100m、200m、400m)・中距離(800m、1500m)・長距離(5000m、10000m)・リレー(4×100mと4×400m)がある。
     
    ●レーサー
    スピードを出すために開発されたレース専用の3輪構成の車いす。
    
全長約170~185cmが一般的で、軽量モデルだと片手で持ち上げられるほど軽い。
    座る、もしくは正座をするような状態で乗り、前傾姿勢になって後輪を漕いで前進することが多い。

     
  • 陸上(車いすレース/トラック種目)のルール

    レーサーを使用すること以外は、基本的に一般の陸上競技に準じて行われ、種目と障がいクラスごとに分かれて競技を行い、最速タイムを競う。
    ちなみに一般の陸上競技と異なるのは、フィニッシュ判定がトルソー(胴体)ではなく車いす前輪の車軸である点。
    ※一部、異なるクラスが混ざってレースを行う種目もある。
     
    ●トラック種目
    短距離:100m,200m,400m
    中距離:800m,1500m
    長距離:5000m,10000m
    リレー:4×100m,4×400m
    ※クラスによっては、一部の種目がない場合もある





    ●スタート位置とフィニッシュライン
    1周400mのトラックを使用。種目(距離)が変わっても
    フィニッシュラインの位置は変わらず、代わりにスタート位置が種目ごとに異なる。
     
    ●オープンレーンとセパレートレーン
    通常の陸上競技と同じく車いすレースの場合も、専用のレーンに分けられたコースを走るセパレートレーンの種目と、
    スタートまたは途中からレーンが自由になるオープンレーンで走る種目とがある。
     
    ●リレー種目について
    車いすレースのリレー種目には、一般の陸上競技のリレー種目と異なる点がいくつか存在する。
    ・車いすレースの場合は1チーム2レーンを使用して行われる
    ・次走者の身体かレーサーのいずれかにタッチすることがバトンの代わりとなる
    ・次走者にタッチできるテイクオーバーゾーンは、一般の陸上競技の10mの倍に当たる20m
     
  • 陸上(車いすレース/トラック種目)のクラス分け

    種目ごとに障がいの種類と程度でクラス分けがされ、そのクラスごとに競技を行い、順位を競う。
    陸上競技のクラスは、競技カテゴリーを示すアルファベットと障がいの種類と程度を示す数字の組み合わせによって表現される。
    国際大会における車いすレースにはT31~34とT51~54のクラスが該当する。

    ●競技カテゴリー
    T:トラック競技、跳躍
    F:投てき

    ●障がいグループ(10の位)
    1:視覚障がい
    2:知的障がい
    3:脳性麻痺
    4:低身長症、四肢切断または機能障がい
           (義足の使用はなし)
    5:車いす競技
    6:義足を装着して出場

    ●障がいの程度(1の位)
    数字が大きいほど程度は軽い

     

監修 : 一般社団法人 日本パラ陸上競技連盟

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