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  • POINT OF THE GAMES

    風を読み、水を感じ、どれだけ自然と一体になれるか

    カヌー

    2016年リオデジャネイロ大会からパラリンピック正式競技に採用されたカヌー。 水しぶきを上げ、水上を滑るように突き進んでいく様子は迫力があり、水をとらえて放す、選手たちの無駄のない滑らかな動きは、障がいがあることを感じさせないほど美しい。 一方で、幅50cm程度しかない艇は、ひとかきでも狂えばバランスを失い転覆してしまうため、実際には強靭なバランス力と筋力が必要とされる競技だ。 大自然に囲まれた場所で戦う数少ない競技の一つであり、技術はもちろんのこと、刻々と変化する自然条件をどう読み、味方につけるかも勝負の大きな分かれ目となる。

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  • ATHELETES' CORE

    引き寄せた「諦めかけた夢」

    カヌー
    瀬立 モニカ

    まさに、それは「青天の霹靂」だった――。
    2016年5月22日、世界選手権から帰国したその日の夜、瀬立モニカ選手の元に、1本のテレビ電話がかかってきた。数時間前に別れたばかりの西明美コーチからだった。「モニカ!監督から、リオの出場が決まったっていう連絡が来たよ!」「えっ……」何が起こっているのか、すぐにはのみ込むことができなかった。だが、諦めかけていた夢が叶う、そうわかった時、みるみるうちに目頭が熱くなり、涙がこぼれてきた。それは、4日前に流した涙とは、まるで違うものだった。

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